・・・どれほどのひとが、
死別から立ち直りたい・・・そうおもっているだろう。
立ち直る。
「もう立ち直った?」ということばの暴力性
私は何度も、
「もう立ち直った?」と、いろいろな人から気遣いの声をかけられた。
そのたび正直、愕然とし、怒りの感情を抑えることが出来なかった。
「かんたんに立ち直るほど、、軽い事ではないんだよ。」
「すごい大切なひとなんだよ!」
立ち直りたくないVS立ち直りたい
死別の苦しみや孤独。
それすら見たくない気持ち。
でも
苦しみをなんとか拭い去りたい
死別によって、心の中に抱えきれないほどの想いが溢れかえっている。
想いを抱えきれないということ
暗中模索、四苦八苦。
どんな言葉にも置き換えられない想いたちを
どうすればよいか。
私たちは精一杯生きながら
もがいている。
立ち直らなくてもいい
すくなくとも、わたしはそう考えている。
・・・さまざまな出会いやケアに触れて、そう思うようになった。
捨て去れるほど軽くなく、
忘れ去るほどどうでもよくない。
そう、とても大切だから。愛おしいから。わたしたちの一部だから。